六ヶ所村ラプソディー
鎌仲ひとみ監督の「六ヶ所村ラプソディー」を観ました。使用済み核燃料再処理工場の操業が来年から始まるのですが、地元の人たちのさまざまな思いや運動を追ったドキュメンタリーです。かつては漁協などが激しい反対運動をしていましたが、今は反対者も少数になったそうです。今は再処理工場で働く人や仕事を請けている人もいて、簡単に危険だから反対と言う状況ではありません。しかし、誰もが内心では危険な再処理工場に反対していると感じました。
原発に絶対安全ということはありえません。それは原発を推進する方も分かっています。だから、事故を想定した訓練が行われるのです。原発で大きな利益を得る企業は別にして、一般の人はできれば原発を止めたいと思っています。しかし、より便利な生活を求めて、エネルギーを大量に消費する社会では、僕たちも原発の恩恵を受けています。
より便利な生活を求める限り、原発反対をどんなに叫んでも迫力がありません。一人一人がエネルギーの大量消費をやめて、そこそこの生活をすることこそ、原発を止めるために必要だと思います。
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