2006年5月 2日 (火)

卵の見分け方

 最近、政治に対する不満が爆発し、政治ネタを続けていましたが、少し疲れ気味で今日は本業の話題にします。

 卵の善し悪しはどこで判断しますか。多くの人が黄身の色を卵の判断基準としているようですね。それは間違っています。卵の黄身の色は、簡単に変えられます。餌に色素を混ぜれば、極端な話青い黄身も可能です。今、市販されている卵の大半は黄色というより赤い色をしていますね。以前は合成着色料も使われていたようですが、今はおそらくパブリカの粉を餌に混ぜているから、あんなに赤い色をしているのでしょう。

 それから、名前にだまされている人も多いと思います。地卵、自然卵、健康卵、安全卵、どんな名前を使ってもよいのですから、名前はすばらしくても内容は変わらない場合が多いと思います。

 よい卵の見分け方は、第一に黄身と白身の盛り上がりです。箸で挟んでも壊れないほどしっかりした黄身、2段に盛り上がった白身、まず新鮮で元気な卵の証拠です。それから殻が固くてしっかりしていること。さらに殻につやがあること。そして味がよいことです。これは、食べる人の味覚が問題ですね。 

 さらにこだわる方は、飼いかたと餌について調べてください。まず飼いかたですが、大きく2通りあります。ケージ飼いと平飼いです。ケージ飼いは名前のとおり小さな籠に一羽づつ入れて飼います。幅が狭いので方向転換もできないそうです。今の卵の99%はケージ飼いではないかと思います。平飼いは地面の上で飼います。だから、自由に走り回り、時に喧嘩もします。有精卵というのは、平飼いでないとできません。当たり前ですよね。SEXするのですから。同じ平飼いでも密度の問題もありますが、ちょっと細かくなりますので省きます。 次に餌です。餌は大きく分けると、配合飼料と自家配合飼料があります。配合飼料とは大手の商社などが作っていて、そのまま鶏に与えます。自家配合飼料は自分で餌を混ぜて作ります。配合飼料は餌の栄養バランス等を考えた効率的な餌ですが、薬剤などが使用してあります。こだわる人は自家配合します。薬剤を使わず、遺伝子組み換えの餌をできる限り排除したりと責任を持った餌をあたえる事を心がけることができます。

 もうひとつ大事なのが、緑餌です。大量に飼育するケージ飼い養鶏では、生の緑餌を与えることは難しいと思います。卵について、またいろいろ書いてみたいと思います。

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