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2007年3月21日 (水)

政党離れ

 東国原知事の誕生で、政党離れが言われています。安倍政権の支持率が落ちても、同時に民主党の支持率も落ちる傾向が続いています。確かに政党離れが進んでいると思います。2大政党制を目指して小選挙区制を導入したにもかかわらず、2大政党の人気が落ちて、無党派が増えているのは皮肉な結果です。小選挙区制の最大の欠点は死票が大きいことです。その結果、多様な意見が抹殺され財界や大組合の代理人が当選し、弱者切捨ての政治になってしまうと思います。そのうえ、マスコミも金儲けのために、ジャーナリズムの精神をなくし、金の力に屈しています。

自民党、民主党は基本的には大きな違いはありません。政党離れは自民党、民主党に違いが感じられない結果です。政党離れは投票率の低下にもつながります。投票率の低下は自民党、公明党の与党にとって有利になると思います。しかし、このことは長期的に見れば自民党にとって良いことではないと思います。安倍政権の誕生は自民党の凋落傾向に歯止めをかけるために国民的な人気を最優先させた結果だといわれています。しかし、安倍政権誕生こそが自民党凋落の始まりです。相次ぐ閣僚の不祥事にもかかわらず、安倍総理は責任さえも追及できません。さらに、その場しのぎの曖昧な態度は安倍支持の自民党議員からも批判が相次いでいるそうです。

自民党と民主党は近いうちに分裂して、他の政党も巻き込んで再編が起きると思います。

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2007年3月18日 (日)

東京都知事選

しばらく休んでいましたが、安倍政権は本当に末期的状況ですね。松岡農水省の光熱用水費の嘘や安倍総理の従軍慰安婦に対する軍の直接的関与の否定発言など、信じられないような内閣です。それでも支持率は40%を超えているのですから、国民の意識を疑ってしまいます。もしかすると僕の意識の方が間違っているのではと自信をなくしそうです。しかし、どう考えても僕はまともだと思います。右とか左とかという問題でなく、うそで塗り固められた安倍政権は、支持するに値しない政権です。

ところで東京都知事選に浅野さんがようやく立候補しました。僕は浅野さんの立候補を待ち望んでいたので、大変喜んでいます。僕には選挙権もありませんが、あの石原知事だけは許せないと思っています。しかし、反石原陣営も割れています。共産党の吉田候補と浅野候補の支援者がお互いいがみ合っているは悲しいことです。確かに石原知事を落とすために反対勢力が結集することは理想的ですが、経過を見れば共産党に吉田候補をおろせということは無理だと思います。ここまで来ればお互いが自分の政策を戦わせ、有権者に考えるための材料を提供し正々堂々と戦うべきです。たとえ反石原の票が割れても、あの酷い石原に対して十分戦えると思います。マスコミで報じられているように、反石原の最有力候補は浅野氏だと思いますが、吉田氏の立候補も大変重要だと思います。共産党の頑張りがあったからこそ、反石原のうねりが出てきたのだと思います。

大きな流れを作ることこそ大事です。

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