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2007年1月31日 (水)

鶏飼いが見た鳥インフルエンザ

宮崎県でまた鳥インフルエンザが発生しました。東国原新知事も大変ですね。鳥インフルエンザは渡り鳥がウイルスを運んで来るというのが、専門家の見解のようです。したがって感染を防ぐには渡り鳥に鶏を接触させないこと、消毒を徹底することという対策が出てきます。ところが、今発生している養鶏業者は結構大きくて、立派な設備の鶏舎のようです。鳥インフルエンザの原因が渡り鳥なのかどうかも問題ですが、ウィンドレス鶏舎に象徴される人工的な無菌設備を目指すことで本当に感染が防げるのか疑問です。

僕は四方金網で囲った解放鶏舎で少端数の鶏を平飼いしています。鶏は今の時期は厳しい寒さの中ですが、元気に地面を走り回っています。僕は学者でもないし、データもありません。しかし、今の鳥インフルエンザに関する、政府や新聞の対応には疑問を感じます。僕は鳥インフルエンザのウイルスは環境破壊が原因だと思います。以前読んだ本の中にウイルスは本来、原生林の中で生息していたと書かれていました。その原生林を伐採しウイルスを追い出したのは他ならぬ人間だと思います。

ウイルスは抗生物質も効かないと言います。ウイルスに対抗するために必要なのは、免疫力すなわち生命力なのだと思います。簡単に言えば健康であれば、ウイルスも恐くないということです。

再び鳥インフルエンザに話を戻すと、どんなに近代的、衛生的な鶏舎でも、その中で飼われている鶏が元気かということが問題です。身動きもできない狭いケージで一日中卵を産み続ける鶏はストレスの塊です。元気な訳がありません。ブロイラーも同じです。ケージに入っていませんが超過密で、より早く大きくするための品種改良で不自然な鶏に人工的に変えられています。

鳥インフルエンザを問題にするとき、鶏の不自然な飼い方がまったく問題にされないことが不思議です。おそらく、国内の養鶏業者の99%以上がケージ飼いであり、この問題に言及することはタブーということでしょう。

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2007年1月14日 (日)

夏の参議院選、有権者として悩んでいます。

7月の参議院選は日本の進路を決める選挙と言われています。重要な選挙であることは確かです。もし、与党が勝利すれば一気に憲法[改正]が行われる可能性があります。もし、野党の民主党が勝てば、一応急速な右傾化にブレーキがかかると思います。しかし、民主党政権が僕たち庶民の生活を守り、平和憲法を守るとは思えません。

次の参議院選で誰に投票すればよいのか、迷ってしまいます。僕の選挙区の大分でもすでに共産党は候補者を決めています。政策的には共産党に一票を投じたいのですが、今の状況では共産党が当選する見込みはないと思います。民主党と社民党が候補者を擁立すると思いますが、民主党も基本的に改憲ですから困ります。以前のように社会党が最大野党として力を持っている時代なら迷わず護憲派を応援します。しかし、今は選挙制度改悪(小選挙区制)で、護憲派は極少数派になってしまいました。単純に政策に同調できるからという理由だけで投票することで良いのかなと思います。

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2007年1月13日 (土)

伊吹文部科学大臣、本当に恥ずかしくないのですか。

松岡農相、伊吹文科相の事務所費の不正支出が明らかになりました。前佐田行革相に引き続きの閣僚の疑惑です。伊吹大臣は「人間として恥ずかしいことはしていない」とテレビで発言しているのを見ました。僕は「そんなこと言うことが恥ずかしいのだ」と思わず独り言を言ってしまいました。大臣就任の記者会見では「美しい心根を持った日本人」や「自己抑制」など随分恥ずかしい発言を行っています。伊吹大臣の事務所費の不正支出は違法です。なぜなら、無料の議員会館の事務所費数千万の支出は他の事務所費に当てていたということですが、そのほかの事務所にも事務所費が計上されていたそうです。いずれにしろ、数千万円もの不明な支出が行われたわけですから「恥ずかしいこと」じゃないですか。

事務所費の不正支出は伊吹大臣や松岡大臣だけではなく、何人もの議員が行っていました。自民党だけでなく民主党の松本政調会長や国民新党の亀井静香代表代行も名前が上がっています。結局、この問題も最大野党の民主党は腰砕けでうやむやにしてしまうのでしょうか。

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2007年1月 4日 (木)

キャノン製品の不買運動を!

元旦の朝日新聞に経団連の将来構想「希望の国、日本」の発表を御手洗会長が発表していました。構想では企業や官庁が日常的に日の丸を掲げ、君が代を斉唱すること。憲法9条の「改正」を求める。集団的自衛権を認める。公徳心の涵養。などが謳われています。

御手洗会長は国民にとやかく言える立場ではないでしょう。キャノンの偽装請負の問題はどうなったのでしょう。労働者から違法に搾取しているのが、御手洗会長率いるキャノンです。公徳心の涵養などと偉そうに言える立場ではないでしょう。経団連の目的は金儲けです。さらに儲けるために「愛国心」を押し付け、ものをいえない状況に追い込んでいます。御手洗会長は大変分かりやすい人間です。経団連が政府の後ろで糸を引いているのが僕にもはっきり分かるようになりました。

カボチャ日記を読んでくださる奇特な人がいれば、是非提案したいことがあります。キャノン製品の不買運動を起こしましょう。企業にとって一番恐いのは消費者です。僕たち国民が賢い消費者になることが、社会を変える大きな力になります。

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