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2006年11月23日 (木)

悲観することはない!

先日、ラジオで教育基本法改正案の参議院特別委員会での質疑を聴きました。質問者は自民党の枡添要一議員でした。枡添議員は日の丸・君が代の実施が不十分ということを訴え、国旗・国歌に敬意を表さない人間は国際社会で通用しないと声高に主張していました。海外経験が豊富な枡添議員に対して、一度も外国に行ったことのない私が言うのもなんですが、馬鹿なことを言うものだと思いました。日の丸・君が代に敬意を表せというのは、ドイツ人がナチスのハーケンクロイツ旗に敬意を表すのと同じだと思います。少なくとも2000万人もの命を奪われたアジアの人々の多くが、そのように感じるのではないでしょうか。国際人として通用するということは、自分の考えをしっかり持って、それを主張できる人だと思います。国から押し付けられて何の疑問も持たず日の丸・君が代に従う人間こそ、国際社会では通用しないでしょう。

先日、「憲法を守る会」主催の高田健氏と朴慶南氏の講演会を聴きに行きました。高田健氏によれば安倍政権の閣僚のうち16人が自民党でそのうち11人が日本会議のメンバーであり、首相補佐官もほとんどが日本会議のメンバーということでした。日本会議といえば政財界の超右翼の集まりであり、かつては自民党の中でも、異端者でした。ところがその異端者が今の政権の中枢を牛耳っています。麻生外相や中川政調会長の核保有発言は彼らの中では極当たり前の主張なのです。実際、安倍総理も2002年2月、早稲田大学での講演で「日本も小型であれば原子爆弾を保有することに何も問題ない」と発言をしています。今の安倍政権はタカの爪を国民から見えないように隠そうとしています。しかし、これだけタカが集まった政権がいつまでも爪を隠しとおせるはずがありません。しかし、日本全体が超タカ派政権に慣れてしまって、異議を唱える僕たちが浮き上がってしまう可能性も否定できません。ここはマスコミの踏ん張りを期待したいところですが、世論を喚起するような迫力はマスコミには感じられません。むしろ、自民党政権を支えてきたと思います。

先日の沖縄県知事選から学ぶことは平和の問題だけでは、国民は動かないということです。今の日本では生活実感からしか政治に目が向かないのだと思います。先日のアメリカの中間選挙でブッシュ共和党が敗れたのはイラク問題だといわれていますが、それよりも大きい要因は格差社会に対する反発です。慶応義塾大学の金子勝氏によれば、日本はアメリカの5年遅れで後追いしていると言います。だとすれば、5年後には日本人も自民党政権にNOを突きつけることになります。指導者もこれ以上格差が広がれば、国民の不満が爆発しかねないという危機感は持っています。そのために、共謀罪などの国民を取り締まる法律の制定を急いでいます。すでに最近の公権力の横暴は目に余るものがあります。状況は僕たちにとって非常に厳しいと思いますが、世界的にはアメリカや日本の新保守主義は孤立しています。高田健氏は国会前で教育基本法改悪に反対する集会に参加した人々が明るく希望を持って闘っていることを報告し、悲観することはないというメッセージを僕たちに伝えました。

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コメント

はじめまして!
カボチャ日記の愛読者です。何か事あるごとに、カボチャさんは、どのように感じ、私達に発信しているかと、楽しみにしています。
私は、東京都民なので仕事の合い間を縫って国会周辺に出没しています。6日の水曜日にも参議院会館前のヒューマンチェーンに参加する予定です。遠方で集まれない方々の分もローソクを高く高く掲げてきます。
意気軒昂だと言うことを皆で発信しましょう。
老いも若きも心を一つにして、教育基本法改正案を廃案に追い込みましょう。

投稿: たっちゃん | 2006年12月 4日 (月) 22時12分

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