NHKスペシャル「格差と戦うブラジル」
暑い日が続きます。昨日のNHKスペシャル「格差と戦うブラジル」はとても見ごたえのある番組でした。ブラジルが進めるサトウキビをエタノール燃料に変える政策を、経済自立の中心に据えて、着々と貧困問題解決を進めていました。大統領のダ・シルヴァ大統領は労働党出身で、それまでの大統領と違いアメリカの傀儡ではなく、ブラジルの貧困層に光を当てようとしています。日本に比べれば経済的なアメリカの影響力は、比べものにならないくらい大きいと思いますが、毅然とした態度でアメリカのブッシュ大統領に反論していた様子が印象に残りました。南アメリカでは、ベネズエラのチャベス大統領が国内最大の石油掘削企業を国営化し、それまでのアメリカ企業による搾取を排除したことは広く知られていますが、チリもピノチェト軍事政権が倒れ、それ以降中道左派の政権が続いています。すでに南米の多くが脱アメリカ政権となっています。
南米の多くの国がかつてアメリカの傀儡政権によって、貧富の差が大きくなりその反発から、中道左派が支持されるようになったと思います。しかし、ここまでくるには多くの国民が犠牲になったということです。命がけで自分たちの国を変えようとしています。日本は南米の国々と違って大きな経済力を有しています。しかし、新自由主義を進める小泉政権の下では、南米のような格差社会が生まれる可能性を否定することはできません。
ブラジルのシルヴァ大統領の挑戦はすごいと思います。しかし、国民の40%が貧困層になったことが、かれのような闘士を生み出したと思います。やはり、そこに行く前に軌道修正することのほうが賢明だと思います。NHKスペシャルを見て、日本国民も今こそ「小泉改革」の本質を理解し、格差社会にNOの声を上げるべきだと改めて思いました。
| 固定リンク

コメント