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2006年5月23日 (火)

朝日新聞「愛国心」アンケートについて

 朝日新聞のアンケートによると「愛国心」明記賛成が56%だそうです。本当にこんな結果が出たのでしょうか。信じられないと言うのが正直な気持ちです。僕はこのアンケートの設問に問題があると思います。まず、設問は「あなたは、自分に愛国心があると思いますか」と問い、その後に「『国を愛すること』や『日本を愛すること』を、教育の目標として教育基本法に定めることに、賛成ですか、反対ですか」と問うています。最初の設問に愛国心が大いにある、ある程度あると答えた人は79%に達しています。この数字は当然だと思います。誰もが自分なりの愛国心を持っていると考えている人がほとんどだからです。79%の人の愛国心の内容は、様々であると思います。ワールドカップサッカーでの日本チームに対する応援の気持ちを愛国心と考えた人もいるでしょう。日本の自然のすばらしさへの感情を愛国心と表現した人もいるでしょう。愛国心は人それぞれで当たり前なのです。当然、愛国心がないと思っている人がいてもよいのです。

 しかし、教育基本法に愛国心を明文化することと、個々人の愛国心は全く違うことに気がついていないと思います。個々人の愛国心を認めるのであれば、わざわざ教育基本法に愛国心など明文化する必要はありません。それは、あくまで個人の内心の自由の範囲です。しかし、教育基本法の愛国心は明らかに為政者が子どもたちに一律の価値観を押し付けることです。その価値観とは、国家に忠誠を尽くすことです。もっと分かりやすく言えば、権力に逆らわない国民をつくることです。

 共謀罪新設や米軍再編、そして憲法の改悪を推し進める与党のやり方を見れば、当然戦争のできる国へ転落している日本の姿が見えてきます。そのために、子供の頃から権力に逆らわない「素直」な子どもを育てたいのです。

 

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