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2006年4月29日 (土)

「昭和の日」

 今日は「みどりの日」、昭和天皇の誕生日です。来年からは「昭和の日」になります。何で名前が変わるのでしょう。それは、昭和天皇をお慕い申し上げている「『昭和の日』推進ネットワーク」の人たちが、長年血のにじむな努力をして、国会議員に働きかけ、何度も廃案や継続審議を乗り越えて、昨年ようやく法制化させたからです。きっと、関係者の皆さんは喜びに感極まった事でしょう。

 なにしろ、国民の多くは休みさえ増えれば、誰の誕生日だろうが関係ないのですから、昭和天皇だろうが、大正天皇の誕生日だろうがかまわないのです。ところで、なぜ「昭和の日」だけ祭日で、「明治の日」や「大正の日」がないのでしょう。明治天皇の誕生日は11月3日なので、文化の日になっています。しかし、大正天皇の場合、祭日にもなっていないし、誕生日も忘れ去られています。これって差別じゃないですか。それとも、昭和天皇に特別の功績があったのでしょうか。

 ウーン、なるほどという理由を見つけました。われながら冴えています。きっと、昭和天皇は先の戦争で、アジアで2000万人以上の人を殺した最高責任者だから、そのことを忘れないために「昭和の日」を決めたのでしょう。そう考えると明治天皇は日清、日露戦争の最高責任者でしたが、昭和天皇ほどの戦績はありません。したがって文化の日として誕生日を祭日にしていますが、「明治の日」とするには実績不足です。そして、大正天皇はお体が弱く、戦争とは無関係でいらっしゃったので、実績がゼロに等しく、誕生日さえ忘れ去られようとしています。

 「昭和の日」になってよかった。来年から、「昭和の日」は昭和天皇の戦争責任を思い出す日ということで、アピールします。ドイツと比較されて、いつも戦争責任を曖昧にしていると非難される日本ですが、こんな祭日が制定されたことで、子々孫々まで戦争責任を語り継ぐことができます。「昭和の日推進ネットワーク」の皆様ありがとう。

 

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